「あの津波がわたしに幸せを運んでくれたの―」
避難所の記憶を胸に、
その後を生きた愛子さん8年間の記録
「あの津波が
わたしに幸せを運んでくれたの―」
避難所の記憶を胸に、
その後を生きた愛子さん8年間の記録
2011年の東日本大震災で石巻の家を津波に流された村上愛子さん、当時69歳。その出来事は天涯孤独に生きていた愛子さんの人生を大きく変えました。避難所での集団生活は、今まで知り合うこともなかった近隣の方と寝食を共にし、皆と心のつながるかけがえのない時間でした。その後、仮設住宅で7年を過ごし復興住宅へと移っていく―この映画は、震災後の8年間、愛子さんを見つめ続けたその記録です。津波を「津波様」と呼び、震災が幸せを運んでくれたと言う愛子さん。被災者とひとくくりにできない、ひとつの人生がここに映っています。